奈良県・興福寺の八部衆像・阿修羅像(国宝)は、優しい少年のような紅顔が、眉根を寄せ、愁いを含んだ阿修羅像の表情には、観る者の心を引き付け、視線をそらすことが出来なくなるような魅力を備えています。
しかし、この像が多くの人々を魅了するのは、如来像や菩薩像が、慈愛に満ちた尊像であっても、崇高な礼拝の対象として、自分たちからはるかに卓越した存在であるのに比べて、この像は、もっと人間に近い身近な感じの像みたいみ見人々の心を捕えているのではないでしょうか。
それでは、阿修羅の魅力のページへご案内しましょう。